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2022-10-01 01:00:00

浮遊式砂浜育成装置【実験】 特許第5665820号

(写真をクリックで拡大できます)

 

 

特許第5665820号01

 

 

特許第5665820号02

 

 

特許第5665820号03

 

 

特許第5665820号04

 

実験結果「育成された砂浜」

 

 

砂浜育成装置&波消装置の実験【実験結果説明】

海上の低気圧の上昇エネルギーが砂浜を育成します。

今世界各国で海岸線の砂の浸食が問題視されております。今回この問題の解決策と致しまして海上、上空低気圧の上昇エネルギーが砂浜に沖合の砂を運んでくる実験を実行致しました。想像以上の成果が得られたものと確信、ここに報告致します。

 海上低気圧が最初に海面を浮き上げそれに伴い海底堆積物(砂 石 貝殻 珊瑚)等も海面方向に当然浮き上がり現象を起こします、この時の海底水は堆積物と混ざり合い比重は上がり深場から海底堆積物 石や貝殻などが陸地に向い流れやすくなります。(山岳部の土石流) 潮流と元波に押され砂浜に向い移動し(ここではこの浮き上がり、積物を漂砂と説明します)海洋では風により発生する沖波は、あらゆる方向に生じます(ここではこの波を、元波と説明します) 元波は砂浜に向い進行致します(リアス式海岸ではこの限りではありません) 海底地形が世界の海岸線の形状を形成しており元波が砂浜に到達する際、必ず最初に沖の浅瀬を通過します(ここではこの浅瀬を浅場と説明します) 海底地形と浅場の関係で波の屈折現象が生じ、砂浜に向かう元波の進行方向を規則正しく位置付けます。このとき砂浜側から沖合に向かって、吹く風波は、あまり元波の砂浜進行に影響ありません。元波と風波は別個に考えております。沖合漂砂が砂浜まで到達する過程では、初めに元波が深場から浅場に到達し海底傾斜に反射 白波化→白波が砕け離岸流になります。このサイクルを砂浜まで何回も繰り返し、砂浜に到達した時点で消えて行きます。 上記自然サイクル全体のバランスが均等化され今現在、各地海岸の砂浜が形成されています。 砂浜の浸食は陸地側の開発また人工物が上記のサイクル、バランスを壊して離岸流の拡大化を招き、沖合に向かう離岸流を強くしています。(離岸流の拡大の原因、浅場と砂浜の距離が短縮された事など) 離岸流の勢いが強く働く為に陸地側の、漂砂を沖の深みに引き込む弊害があります。 浅場と砂浜間に、元波の進行方向に対し砂浜育成装置を40度角度に設置(はたき込み相撲の決まり手をイメージ) 元波の進行先を砂浜育成装置の働きにより、消波とつぎに起きる離岸流の勢いを弱く押さえ、漂砂を効率良く砂浜側に淀ませ堆積させます。

 

【特 徴】

 砂浜育成装置は本体と海底間に漂砂及び離岸流の通過空間を設け、また通過空間を設けた事で離岸流が砂浜育成装置通過時に起きる現象ウズマキ流を最小限に押さえる事が特徴です。

 砂浜育成装置 消波装置 設置により沖合海底深場の堆積物が海上低気圧通過とともに短期間(4~5日)で陸地側浅場に堆積物(砂 石)の引き寄せ効果が確認できました。

 

実験結果を説明致します。

 

写真右側砂浜200メートル区間に漂砂堆積 実験期間に低気圧が大小2回通過確認

期間に35センチから40センチの漂砂堆積を確認、砂浜先沖合にも漂砂の堆積確認

砂浜2010年11月9日~2011年9月21日台風15号までの漂砂、砂浜に堆積説明です。

特許許可番号3781685 国際特許出願番号PCT/JP2010/069715