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自治体様などで「海岸線の問題」にお困りの方へ
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波の力で砂浜再生│環境問題│SDGs│地球温暖化対策
波の力を弱め、高波対策
<研究者 恩田銀二郎ご挨拶>
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このホームページは約25年の歳月をかけて私、恩田銀二郎が沖合浅瀬干潟上において高波を瞬時に消波する事に成功し、日本・米国の特許を取得している、発明のご紹介です。
名称は浮遊式砂浜育成装置・波力活用ユニット波力発電に係る装置を実際に東京都葛西海浜公園沖において実施した成果を時系列写真説明でご紹介するものであります。
(日本国特許第7128487号・第7148089号・米国特許9365990号)
この度弊社では、こちらの名目を「ユニゾン銀二郎発電・ユニゾン銀二郎サンド」とし、地球温暖化における海岸線構築、嵩上げ、保全対策として、社会の皆様のご理解を得て、当装置を侵食が進む全国の海岸線に設置、海岸線の嵩上げ、防災効果の実現をめざし皆様のご協力を賜り社会貢献のお役に立つことを願いホームページに記録させて頂きました。
敬具
2022年10月
【研究 詳細】ユニゾン銀二郎サンド(砂浜育成、特許第7128487号)
2023年5月 撮影
写真① 2010.12.03撮影
写真①は、「浮遊式砂浜育成装置」が、海中に波の進行方向に対して40度斜め向きにして設置された状況において(2010.11.6設置)、 沖のうねり波が、遠浅干潟沖合いの深い海底から浅瀬に至る海底傾斜に当たって反射し、
浅瀬で白波サーフィン波に変わり、陸地側に向かって進む途中、「浮遊式砂浜育成装置」の作用で 白波サーフィン波が屈折し、瞬時に消波された海面の様子を示すものです。
その場合、水流圧力差により、消波された水流と、屈折されて陸地に走る水流の二つの流れが作りだされ、分散します。
写真② 2010.11.13撮影
写真②は、2010年11月5日に「浮遊式砂浜育成装置」が、某NPOの下でアマモ養殖現場に波除として採用されて設置された結果、
かねてより構想した通り、砂浜に離岸流の影響で漂砂が並列に砂洲となり、複数円形に堆積した様子を示すものです。
淵流は強い離岸流となり、干潟上で白波サーフィン波と交差して干渉することにより白波サーフィン波は消波され、
干潟上に砂が淀むことにより平行砂州が育成されます。
なお、円形砂州は、夜の満潮時に形成されるものと昼の満潮時に形成されるものとが、別位置に形成されます。
写真③ 2010.12.05撮影
写真③は、23日後に、干潟海中にも②と同じような砂洲が形成されていることが確認され、
この時点で円形砂洲が抵抗となって、海水の流れが円形流と淵流の二つの流れに変わった様子を示すものです。
写真④ 2011.01.08撮影
写真④は、円形流と淵流とでは流れに遅速差が生じ、流れの遅い円形流の方に漂砂が多く残って沈殿し、短期間のうちに砂洲が大きく嵩上げされ、更に育成されていく状況を示すものです。
写真⑤ 2011.01.09撮影
写真⑤は、砂浜において、干潟の嵩上げ育成が進んで漂砂が多く沈殿し、
短期間で写真②の場所と同じ場所に、約40cmの嵩上げがあったことを示し、
また、陸地において、砂浜に上がった砂が天日で乾燥され、
海風に飛ばされて陸側に積もって嵩上げされている状況を示すものです。
写真⑥ 2011.02.07撮影
写真⑥は、干潟や砂洲の育成嵩上げがほぼ完了し、ヘドロ化して消えた干潟が、約70年前の干潟に復活した状況を示すものです。
砂浜に円形砂洲が現れてから約1年3ヶ月で、「浮遊式砂浜育成装置」の作用で、写真⑥及び写真⑦に示されるような、理想的な嵩上げされた干潟地形図が構築されました。
波のエネルギーで圧縮されて一度海底に構築された干潟地形図は、人工的な構造物ができない限り、海面の上昇水位と流れのバランスが自然に保たれ、
また、貝殻、サンゴ、陸地からの砂、海底からの石や養浜砂等の膨大な量の漂砂が干潟や砂浜陸地に永続的に供給され続けて沈殿し、嵩上げされることになります。
したがって、先ずは干潟の育成から始めることが必要となります。
写真⑦ 2011.02.21撮影
写真④に示される淵流は、干潟の海底上に何本もの窪みを作り、川となって、沖に戻る漂砂を含んだ強い離岸流となり、深場に向かって流れます。
そして、その途中で陸地に向かって走る漂砂を含んだ白波サーフィン波と衝突して干渉消波し、波勢が弱まって漂砂が干潟上に多く淀み、平行砂洲が形成されます。写真⑦はその状況を示しています。
沖に堆積形成される砂洲は、汀線に対して平行に道路のように嵩上げされるという特徴があります。
平行砂洲は、複数形成されていることが確認されており、その結果、干潟上で陸地の防波堤と同じような消波効果を生み出すと考えられ、災害対策に資することになることが期待されます。
写真⑧ 2011.09.22撮影
2011年9月21日に関東地方を台風15号が通過した際に、干潟の構築嵩上げ効果により、
葛西海浜公園西なぎさの西側半分だけに漂砂(波に揉まれ、細かく砕かれた貝殻混じりの沖の異質砂)が沈殿堆積し、
翌22日に、1日にして長さ300m、幅20m、高さ60cmの写真⑦に示されるのと同じような平行砂洲が、道路のように形成されました(10tトラック約540台分)。
写真⑧はその状況を示しています。西なぎさの東側半分は、浸食されています。
なお、2010年11月6日に設置した「浮遊式砂浜育成装置」は、この台風の影響で干潟に陥没し、
約11か月でその役目を終了しましたが、その間に一度構築された干潟地形図は、地層となって残存し、干潟、砂浜、陸地の嵩上げに寄与し続けています。
写真⑨ 2017.11.29撮影
写真⑨は、「浮遊式砂浜育成装置」を設置した後約7年経過した時点における状況を示すもので、
そこには、約7年の短期間のうちに、漂砂、沈殿により長さ約300mに亘って高さ約2mの陸地の嵩上げがなされた様子が示されています。
このように干潟の嵩上げが進んで砂浜の保全育成がなされた要因としては、
上空低気圧の吸い上げエネルギー(風)、海面水位の上昇高さ(波)、海底から無限に供給されて海底に沈殿堆積する漂砂 及び「浮遊式砂浜育成装置」の活用が考えられます。
「浮遊式砂浜育成装置」により堤防形に嵩上げされた砂州は、人工的な工作が加わらない限り、地層として永久的に変わらずに残る筈です。 なお、写真⑨に示される区域は、2022年4月から5月にかけて、陸地奥に向けて平らに整地されています。
以上
浮遊式 砂浜育成 装置
【図面】 (画像クリックで拡大)
1.ユニゾン銀二郎サンド
浮遊式砂浜育成装置(図面)
2.波力発電装置(図面)
Information
- 2022-11-30ユニゾン銀二郎サンド(砂浜育成、特許第7128487号)
- 2022-11-30【動画】白波が消える様子
- 2022-11-30ユニゾン銀二郎サンド│砂浜再生の原理【イラスト説明】
- 2022-11-30恩田銀二郎 特許 一覧(2022.10月末 最終更新)